2013年12月8日日曜日

気乗りしない試合。

34節、FC東京アウェイ、0-2。

三連敗。
前半の序盤、球は良く走っていた。球は良く走っていたものの、どうも選手からは重い印象をうける。キレがない。
ポゼッションはできているものの、相手のバイタルでは形が作れないし、ラストパスには精度もメッセージもない。そしてカウンターを受けて、失点。いつものパターン。

初エントリということもあるから、この試合だけでなく今シーズンのサッカーに対しても思うこと。

去年の秋くらいからどうにも得点までの攻撃の形が見えないなと思っているのだけれど今節もまさにそれ。
これはこの監督のサッカーの癖なのか、ディフェンス面でやろうとしていることは明確で選手もそれを理解して自信を持ってプレーしているように見えるものの、オフェンス面では行き当たりばったりで不明確。
ウイルソンの得点力は間違いないものの、ワンプレーごとの安定感は大きくないし、パスセンスに長けているわけではないからブロックを作られたときに成す術がなくなりがち。
そのフォローを引き受けるべき赤嶺はダイアゴナルランやデコイでマークをひっぱるタイプではないし、梁も老いたか走量が減ってその役をできていない。結局回らない攻撃。

ディフェンス面では怪我人の影響があまりに大きい。
特に代役で出さざるをえない渡辺広大のクオリティの低さには失望する。
ディフェンスのスキルとしては明らかにJ1のレベルに達しておらず敗因筆頭であるし、攻撃の始点、スイッチを入れる役割としてもどうしようもない。
たとえば安定感としては期待できないものの、蜂須賀などをここで使うほうがよほど上手く回るんじゃないかな。
ポゼッション時はバックラインも積極的にビルドに参加する仙台としては、ここがダレると全てがダレる。

そうしたものが重なり合ってオフェンスのキレがないと思っているのだけど、その印象のまんまの試合だった。
個人的には今シーズンで監督が交代するというのは良いタイミングだったと思う。このままでは来シーズンは降格争いである。


こういう試合を見せられると、新監督には期待せざるをえない。
このチームは平均年齢的にも世代交代を考えないといけない時期であるし、期待できる若手もいるしや新戦力も入る。
外からたくさん選手を獲得できる財政力はないわけだから、新監督には若手既存戦力を生かして楽しいサッカーをしてほしいな。

天皇杯、サポーターの現監督への思い入れに対しては存分に戦って決勝まで行ってほしいという気持ちもありつつ、ド派手に負けて未練なく来シーズンのサッカーへ移行するのも良いと思う。

するの“が”良いと思う。

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